Abstract

口腔機能障害に関わる因子はライフステージ,不正咬合,早期接触・咬頭干渉,機能的下顎偏位,咬耗・欠損などによる過蓋咬合,生活習慣・食習慣に睡眠時ブラキシズムなどの強い咬合力・覚醒時ブラキシズム(TCH 含む)の複合によるものと考えられる.そこで2006 年から2013 年の7 年間において歯痛・知覚過敏・顎関節症など咬合力による口腔機能障害の疑いがある458 人に対し,特殊塗料を塗布した睡眠時ブラキシズム解析装置用シートを用い検査し,咬合採得後,継続使用を前提としたスプリント療法を行った.このスプリント療法は口腔機能障害の改善・予防を目的に,特に強い咬合力がかかるとされる睡眠時に良好な機能的咬合系に近い状態でスプリントを継続使用するものである.継続的なスプリントの利用が確認できたのは339 人(74%)で,歯痛・知覚過敏・顎関節症などの主訴の改善が得られた人が83%,主訴だけでなく,その他症状の改善を認めた人が47%と,良好な結果を得たことが確認できた.

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