Abstract

東シナ海の音響トロール調査により底魚資源の漁獲と音響反射の対応を検討した。音響反射への影響が大きいと考えられる種・分類群(音響重要種)の総漁獲個体数密度と底層の平均体積後方散乱強度(平均SV)に正の相関がみられた。調査点間で1個体あたり反射強度(TS)の違いも小さく,調査海域では平均SVが漁獲個体数の有効な指標となると考えられた。また,音響重要種のうち多獲種の間で漁獲水深帯に相違がみられた。今後分布特性による種判別に加え,各種の音響特性も解明することで,底魚資源の音響資源調査の高度化が期待される。

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