Abstract

〔目的〕ラットヒラメ筋の廃用性萎縮進行中の間歇的伸張運動の効果を時間別,部位別に検討することとした.〔対象と方法〕8週齡のWistar系雄ラットの両側ヒラメ筋を対象に,これを通常飼育群,16日間の後肢懸垂にて廃用性筋萎縮を惹起するH群,実験期間中に間歇的伸張運動を5分間実施するSST群,10分間実施するLST群に分けた.部位は筋長の25%を近位部,50%を中央部,75%を遠位部とし,検討項目は各群と部位の筋線維横断面積,壊死線維,中心核線維の発生頻度とした.〔結果〕筋横断面積は遠位部においてLST,SST群ではH群と比較し,また中央部,遠位部においてSST群ではLST群と比較し有意に大きかった.〔結語〕短時間の伸張運動では伸張部位や時間によって廃用性筋萎縮の抑制効果が異なることが示唆される.

Full Text
Published version (Free)

Talk to us

Join us for a 30 min session where you can share your feedback and ask us any queries you have

Schedule a call