Abstract

キンメダイは世界中の温帯亜熱帯域の水深 300-1300 m に生息し,底魚漁業において重要な魚種の一つである。しかし,キンメダイの集団構造の詳細は明らかになっていない。北太平洋 4 地点,南インド洋 3 地点,北大西洋 1 地点から集めたキンメダイについて,mtDNA の調節領域の塩基配列分析を行い,集団間に遺伝的な差異があるか調べた。それぞれの大洋内において集団間に差はなかったが,大洋間で差があった。このことから,大洋ごとに一つの大きな集団を形成していると推測された。

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