Abstract

JR東海道線支線地下化・新駅設置事業では,JR大阪駅北エリアの西端を走行するJR東海道線支線のうち約2.4 kmを大阪駅側に移設・地下化し,新駅を設置する。地下水位はG.L.-2.0mと高く,鉄道地下化区間において施工するRC構造物の大部分が地下水位よりも低いため,温度ひび割れの発生が漏水に直結する。温度ひび割れに対して有効な対策の一つに,低熱セメントの適用が挙げられるが,新駅区間付近の2層6径間のボックスカルバート構造をはじめとした全ての大断面のマスコンクリートに適用するのではなく,適切な低熱セメント量で十分なひび割れ対策効果を得る手法について検討することとした。本稿では,その検討の経緯と実施の結果について報告する。

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