Abstract

日本酒は日本の伝統酒であるが、日本酒の年間消費量や、酒造りを行う清酒(日本酒)製造場の数は現在減少傾向にある。酒蔵は古い歴史を持ち、地域に根付いた存在であることから、それらの減少は酒蔵の有する地域的特徴の損失を引き起こす可能性がある。一方、近年では酒蔵建築やその周辺景観等が観光事業に活用される動きも見られ、地域の活性化に繋がっている。日本全体における酒蔵の残存状況や酒蔵建築の実際の活用状況を明らかにするためには、全国の酒蔵建築を対象に網羅的な調査を実施する必要がある。既往研究では新潟県や福島県会津地方の調査を行っており、本研究では北陸地方のうち富山県と石川県について調査及び分析を行った。

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