Abstract

都市の下水道システムについて, そのライフサイクルにわたって発生する環境負荷の定量的評価 (ライフサイクルアセスメント) を実行した. 具体的には, 福岡市の下水道システムをケーススタディ対象に選び, エネルギー消費量と二酸化炭素 (CO2) 排出量を環境負荷の評価項目とした. 施設としては, 管渠, 処理場, ポンプ場を対象範囲とし, それぞれの建設と運用から発生する環境負荷を評価した. 機械設備等については産業連関分析による原単位を利用し, 施設の運転については実績データを用いた. 消化ガスの回収エネルギーはマイナスとして換算した. LCEは, 建設による分が55.5%, 運転による分が44.5%, LC-CO2については, 建設による分が56.4%, 運転による分が43.6%と算定された.

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