Leprosy in the Northern India

Abstract

1996年初頭,インド,U. P.州,Etawah市郊外にJALMAによって設置されたらい患者の為のクリニックでは,はじめの数年間は毎週の金曜日に,後には隔週の金曜日にGhatampurクリニックからの帰途,Agraセンターの医療スタッフによって診療がおこなわれた。本報告では,Etawahクリニックでの治療に対して再来患者がどのような評価を与えていたかを検討した。患者が必要に応じて,又規則的にクリニックを訪れるには,経済的,時間的な余裕が不可欠であるが,同時に治療に対する患者側の評価が自主的な治療継続に大きな影響を与えるものとおもわれる。治療効果に対する客観的評価は別になされた(1,2)。本報告では上述の視点より患者の治療に対する評価を分析検討した。将来,更に効果的な診療のあり方を検討する上に何らかの手がかりとなれば幸である。