Abstract

明期終了時の短時間の光照射 (EOD光照射) の処理では, PSSがEOD-B区で0.56, EOD-R区で0.89およびEOD-FR区で0.13となった. PSSが最も低いEOD-FR区で茎伸長が促進され, 徒長した. 一方,第1花房着生葉位は試験区間で差がみられなかった. よって, EOD-FR処理によりトマトの避陰反応が誘導されることが示されたが, 花成は促進されなかった. 他方, 明期 (16 h) における遠赤色光量を調節した実験では, 第1花房着生葉位は試験区間で差がみられず, 低R/FR比の遠赤色光が含まれる全処理区で高R/FR比のFR0区と比べて茎伸長が促進され, 徒長した. よって, 明期 のPSSが0.72以下のFR50区、FR100区およびFR150区で避陰反応は誘導するため, 一次育苗で遠赤色光を付加する必要はないことが示唆された. 以上より, EOD-FR処理や低R/FRの条件では, 花成を促進することはなく, 茎伸長を促進するため,閉鎖型苗生産システムではこのような光環境制御は望ましくないと考えられた.

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