Abstract

技術革新は昨日までのプロセスを否定し,伝統ある技術がある日突然,古い無用のものとなることがしばしばある。まして歴史の浅いプラスチック加工機械にあっては,現在の技術はいつまで続くか,誰の保証も取りえないのである。中空成形は普及につれ,その生産量は膨大なものとなって,品質の向上,生産の合理化を望む声は大きくなるばかりである。射出成形の寸法精度と合理化の粋(一行程で材料から製品になる)を中空成形に取り入れられないか,この長年の夢は,いよいよ実用化し始めた。はたして射出中空成形法は,従来の中空成形法に取って代わる実力を持っているであろうか,射出中空成形の解説とその得失を述べてみたいと思う。

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