Abstract

1993年の低温と1994年の高温が水稲品種の食味と理化学的特性に与えた影響について検討した.1993年は登熟期の低温のためアミロース含有率は高かった.また, 7月, 8月が低温であったため水稲に不稔が多く玄米窒素含有率が高まった.一方, 1994年は登熟期の高温のためアミロース含有率は低かった.アミロース含有率と玄米窒素含有率の増加はブレイクダウンを低下させ, 登熟期の低温と高温によるアミロース含有率の変動はブレイクダウンの変動に大きな影響を与えた.1994年はアミロース含有率の低い品種は食味が良かった.一方, 1993年はアミロース含有率が高まり食味は低下したが, アミロース含有率と食味の間に明らかな関係はみられなかった.

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