Abstract

新規に開発した透過X線回折(XRD)用高温耐圧セルと高エネルギー放射光の組合せによって,十分な角度分解能を有し,温度・圧力ともに極めて安定した状態でのin-situ計測を実現した.高温耐圧セルは窓材として厚さ0.5 mmのBeを用いており,窓材由来の回折ピークやバックグラウンドの増大を完全に回避することができる.本手法をトバモライト生成過程のin-situ計測に適用した結果,トバモライトが少なくとも2つの反応経路により生成することが確認され,更に,それらは逐次的に起こることが示された.

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