Abstract

インドの高等教育システムは,世界最大規模であるとともに,先端科学振興重視の政策によって,国際的に高い評価を受けるインド工科大学を始めとして理工系分野に伝統的な強みを見せてきた。独立以降の国内産業保護政策の影響により,防衛産業分野を除いては高等教育機関の研究や人材育成の成果が有効に活用されていたとは言い難かったが,1991年の経済自由化と,これと前後して起こり始めた国際的なIT化の動きによって環境が一変した。一定水準の技術者を低廉かつ大量に確保できる強みに加え,アジア屈指の英語能力と生来の論理的思考スタイルがプログラミングに求められる資質と見事に合致し,今やインドのIT技術者は世界から注目をされている。

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