Abstract

日本の林業は採算性の低下から間伐が滞るなどの問題が生じている。木材の伐採・搬出コストのうち大部分を人件費が占めるため、現場での実労働時間の長さが採算性に大きく影響する。本研究では三重県宮川村を対象地とし、作業用車両、徒歩それぞれの移動時間についてGPS、GISによる分析を行い数理モデルを作成し、それを基に各林地における実労働時間を推定した。さらに、推定した実労働時間を基に一定量の間伐材を搬出する場合のコストの推定を試みた。

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