Abstract

トウモロコシ栽培において倒伏対策は重要な課題であり,疎植や中耕培土による耐倒伏性の改善効果を明らかにしようとした.絹糸抽出期前の台風接近時には,虫害の影響により回復できない植物体の折損が発生したが処理間差はなかった.絹糸抽出期28日後の調査では,疎植により引き倒し力が増加する傾向が見られたが,地上部モーメントが増加するため,耐倒伏性の向上は認められなかった.中耕培土区では土壌体積含水率が低いものの,潅水処理によらず引き倒し力が他より有意に低かった.また,挫折強度に関連する稈の形態特性にも中耕培土は好影響を及ぼさなかった.

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