Abstract

アンモニア水溶液中における銅管の酸化溶出挙動について,リンがおよぼす影響を電気化学測定により調べた.その結果,最初に1価の[Cu(NH3)2]+イオンへの酸化溶出が発生し,その後2価の[Cu(NH3)4]2+イオンへの酸化溶出に移行すること,リンが後者の反応の電荷移動抵抗を低下させることがわかった.リンは銅の粒界に偏析し,その付近で銅が優先的に溶出していた.粒界に偏析するリンが粒界型応力腐食割れの一因と推定された.

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