Abstract
ホワイトトッピング工法は, 既存のアスファルト舗装の上に薄いコンクリート版を施工する修繕工法の一種である. その力学的な特性は, コンクリート版とアスファルト層が一体となって挙動することにある. ホワイトトッピング工法では, アスファルト層の力学的寄与分が大きいため, その挙動が舗装全体の挙動に大きく影響する. 構造設計においては, このようなアスファルト層の効果を考慮した構造モデルが必要となる. 本研究では, 3次元有限要素法に基づいた構造モデルを開発した. このモデルは, 材料モデルとして一般化 Voigt モデルを用い, アスファルト層の粘弾性効果を考慮する. 載荷試験の結果から本構造モデルの検証を行うとともに, 交通荷重に対するホワイトトッピング構造の力学的挙動について考察した.
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