Abstract

本稿は, 中国6世紀最大の詩人ともいわれる北周の使信の作品を通して, 南朝の帝都建康にあり当時を代表する園林の一つであった東宮の園林や, 北朝の帝都長安にあったらしい彼自身の住居な、どについて基礎的な考察を試みるものである。建康の東宮の園林は「池平樹古」の趣があるいわゆる「池と築山の園林」であったらしい。また, 彼は,「小園賦」において, 自らの住居を周囲とは異なる次元に存在する居住空間のごとく説いており注目される。

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