Abstract

愛知県では,阪神淡路大震災や 2000 (平成 12) 年の東海豪雨による災害廃棄物処理の経験を踏まえ,県内市町村や民間事業者団体との応援協定の締結や,市町村に対して災害廃棄物処理計画の策定に向けたガイドラインの作成等の支援を行ってきた。現在は,将来の発生が想定されている南海トラフ地震等の大規模災害に対して,発災後における県民生活および産業活動の早期の復旧・復興を図れるよう,大量に発生する災害廃棄物に速やかに対応するため,「愛知県災害廃棄物処理計画」の策定に向けた検討を進めている。これまで,2014 (平成 26) 年 5 月に公表した愛知県における新たな被害想定や,災害廃棄物対策指針 (2014 (平成 26) 年 3 月 環境省) 等,最新の知見を踏まえた災害廃棄物発生量の推計や,愛知県内における地域ごとの災害廃棄物処理体制の構築に向けた検討を行ってきた。これまでの成果を踏まえ,2015 年度も引き続き,市町村における災害廃棄物処理計画の策定を支援するとともに,県内の処理体制のあり方等,愛知県災害廃棄物処理計画の検討を進めていく。

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