Abstract

目的:「急性期内科系病棟に所属する勤務帯リーダーのためのせん妄ケア実践能力自己評価尺度」を開発することである.方法:臨床看護師からのインタビューデータや文献をもとに尺度項目を作成し,次いで,臨床看護師による尺度項目の内容妥当性の評価とパイロットスタディにより尺度原案を精選した.その後,全国の急性期内科系病棟に所属する68施設の勤務帯リーダー735名に無記名自記式質問紙調査を実施し,尺度の信頼性・妥当性を検討した.結果:探索的因子分析の結果,本尺度は9因子40項目が抽出された.確証的因子分析における適合度は非常に良好な値を示し,尺度全体のCronbachのα係数は.953であった.基準関連妥当性では,「勤務帯リーダー役割自己評価尺度」と有意な正の相関を示した.これらのことから,本尺度は一定の信頼性と妥当性を有していることが考えられた.結論:本尺度を用いた自己評価を通じてせん妄ケアに関する勤務帯リーダーの実践上の課題を検討することが可能である.

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