Abstract

これまでの研究により,動きのある顔の年齢印象には,頬部が重要な領域であること,また,表情の表出に伴う頬部の「高輝度領域(=白トビ)面積の変化」および「毛穴周辺の線状(=スジ)形状量の変化」が,加齢とともに増加することが明らかとなっている。これらの知見をもとに,本研究では真顔から表情形成状態に変化した際の,頬部の見え方を向上させるメークアップ料の開発を試みた。まず,表情表出時の高輝度領域面積と毛穴周辺の線状形状量の変化を低減させる化粧膜を設計した。皮膚の動きに追従できる柔軟な被膜形成剤と,光の正反射を抑制し,肌の凹凸に対して補正効果を有する光拡散粉体を選定し,高輝度領域面積と毛穴周辺の線状形状量の変化に及ぼす影響を評価した。本報では,これらの結果について報告する。

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