Abstract

本研究では, 愛知県岡崎市南部に位置する近隣公園・奈良井公園における, 利用者参加の公園デザインプロセスを対象とし, 従来の公園計画との比較の上で, 参加の公園デザインの特性について調査, 分析を行った。研究の方法は, ワークショップで出された意見を整理し, 空間デザインへ収敏するプロセスを構造化し, 参加による空間デザインを従来の公園デザインの枠組みと比較し, 参加型公園デザインの特性を把握する。結論として,(1) 参加のデザインには, 従来の公園に求められていた機能が担保され, かつ利用者の積極的活用や管理・運営への参加により具現化する新たな空間デザインが提示される可能性を見出すことができる。(2) 空間デザインを介して生じる機能の対立は, デザインを支える根拠に遡上したレベルでの調整により解決されることが明らかになった。

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