Abstract

コンクリートの気泡分布構造を点過程として簡便に評価した結果とASTM C457の手順に基づいて評価した結果を比較した。両者は同定される気泡寸法と気泡間距離を求める空間配置が異なり,結果として気泡間隔を代表する特性値も異なる。しかし,配合の相違にともなう変化の傾向は両者にて同様であり,同じ分解能を仮定した場合の気泡数や計測されたランダム性が示す分布の特徴に関して,両者の間には矛盾は認められない。点過程としての評価法は計測が容易で,熟練を必要とせずに従来の気泡間隔係数と対応付けられる気泡間距離が簡単に求められるので,気泡分布構造,特に気泡間距離の簡易評価法として有望であると考えられる。

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