Abstract

仙骨神経叢から出る神経には上殿神経,下殿神経,後大腿皮神経,坐骨神経などがあるが,臨床麻酔において最も重要な神経は坐骨神経である.坐骨神経は人体で最大かつ最長の神経であり,骨盤から膝窩に至るさまざまな部位で神経ブロックを行うことができる.超音波ガイド下坐骨神経ブロックでは膝窩部が最も頻用されるが,殿下部,傍仙骨部でのブロックにもそれぞれ利点がある.薬液を坐骨神経のどの部位に注入すべきかについてはさまざまな議論がなされたが,効果発現の早さ,効果の強さと神経障害のリスクを考慮しなければならない.

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