Abstract

【目的】補助犬の受け入れ拒否事例はいまだに多く報告され、特に飲食店での事例は数多い。飲食店はアルバイトなどの非正規雇用者が圧倒的に多いことが特徴的であることから、これらに対して補助犬受け入れについての意識調査を行った。 【方法】2020年10月に飲食店のアルバイト学生対象に無記名式のアンケート調査を行った。 【結果】回答者は212名で、補助犬法の認知度は46.7%、補助犬の接客を経験したものや対応についての教育を受けたものはごく少数であったが、79.7%が補助犬を受け入れると回答した。受け入れるか否かに関わらず、「お客様の理解」と「補助犬の衛生面」などの不安が多く挙げられた。 【考察】補助犬法の認知度に関係なく、受け入れたいと答えたものが多かったが、受け入れ拒否事例をなくしていくためには、非正規雇用者に対して受け入れに対する不安の解消や正しい対応についての知識を身につける教育が重要であると考えられた。

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