Abstract

〔目的〕アレルギー性鼻炎治療で用いる抗ヒスタミン薬には,眠気の副作用を生じるものが多いが,患者自身がこの副作用を承知で内服しているか重要である。今回,眠気に対する患者認識度調査を行なった。〔方法〕平成19年2月~3月末に,アレルギー性鼻炎で当院外来受診し,抗ヒスタミン薬が処方された患者全員257名を対象に,本人同意取得後に薬局窓口にて,抗ヒスタミン薬によって生じる眠気に対するアンケート調査を行なった。〔結果〕232名 (平均年齢53.5±17.5歳,男85名,女147名) より有効回答を得た (有効回答率90.3%)。この内45名 (19.9%) が,抗ヒスタミン薬一般に眠気の副作用があることを知らなかった。さらに,この45名中24名は実際に眠気を有する抗ヒスタミン薬が処方され,21名は主治医から副作用の説明を受けていなく,眠気の副作用を知っていれば内服しなかったと答えた。また,この21名中10名はすでに内服後に,眠気を感じながら自動車運転を行なっていた。〔結論〕抗ヒスタミン薬による眠気の副作用が軽視されている現状が明らかとなった。患者への適切な服薬指導と副作用のチェック機能を果たす薬局機能の重要性が再認識された。

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