Abstract

本研究では,ベイズ順序プロビットモデルを用いて観光客の顧客満足度(CS)を分析することを目的としている.鎌倉市での観光CS調査データを用いて,観光客の個人属性,観光行動と観光CSとの定量的,実証的分析を行った.モデルパラメータは,マルコフチェイン・モンテカルロ法の代表的手法であるギブス・サンプリング法を用いて推定した.限界効果分析の結果,観光客の観光全般の満足度が,旅行目的,立ち寄り地点,個人属性などに強く影響を受けることが,定量的に示された.MCMC法によるベイズ順序プロビットモデルは,最尤推定法で解が求められない場合や満足度の予測に有効であることが示された.今後,来訪頻度やスケジューリングなどの観光行動分析などへの応用が課題である.

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