Abstract

一般にKlippe-Feil-syndromeと呼ばれている先天性頸椎癒合症の中でも,単一椎間の癒合のみの場合,脊髄症を発症することはまれである.今回われわれは,脊髄症を呈した先天性頸椎癒合症を5例経験した.脊髄症の発症には,隣接椎間の変性だけでなく,可動性が残された他の非癒合椎間の変性も関与しているものと考えられた,治療は,後方からの椎弓形成術が有効であった.

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