Abstract

本研究の目的は,小学1年生の足部および足趾の形態を明らかにすることである。研究デザインは横断研究で,A小学校に通う小学1年生79名を対象に,足部および足趾の形態について評価した。足部と足趾の形態について調査した結果,男児では66.7%,女児では82.5%に浮き趾が認められた。一方で外反母趾や内反小趾,開張足の者はいなかった。次に男女別に足部の左右差を比較した結果,男児の足長は右足よりも左足の方が長かった。また,母趾角は左足の方が大きく,小趾角は右足の方が大きかった。一方,女児では小趾角のみ左右差が認められ,足長,足幅,母趾角,開張角,浮き趾数に有意差は認められなかった。これらのことから,幼児期から児童期へ移行した小学1年生においても,足部に性差や左右差が認められること,足部は3人に2人が浮き趾を呈していることが明らかとなった。

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