Abstract

我が国の伝統的な産業連関表は商品×商品表(近年は「生産物×生産物表」とも呼ぶ)である.わが国では長年にわたり各省庁の統計ノウハウを駆使し,約4年の歳月を費やして商品×商品の基本分類表を作成し,さらに1年を追加して各種付帯表(10種類)を公表してきた.近年この作成方法について各方面から様々な意見が出され,さらには供給・使用表(Supply and Use Table, SUT)の作成が議論された.現在,総務省ではSUTの作表にとりかかっている.長年,産業連関表の作表に携わってきた作成経験者が,従来の(伝統的)IO表と,今後我が国で作成されるであろうSUTについての違いについて説明した上で,従来の(伝統的)IO表作成の経験を踏まえてSUT作成上の課題について述べる.

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