Abstract

「歯ぐきのはれ」を伴う歯周炎を中心とする歯周疾患に対する消炎酵素剤Serrapeptase (Serratiopeptidase ®) の臨床的評価を行い, 以下の成績を得た。1. 歯周炎, 歯肉炎など170例の歯周疾患に投与し, 32例の脱落例を除いた138例で有効性を評価し, 全般改善度では軽度改善以上の改善率は83.3%と優れていた。2. 症状別の改善度も自発痛の87.3%をはじめ, 圧痛, 接触痛, 発赤・腫脹など高い改善率を得た。3. 副作用は9.5%の発現率であったが, 消化器系症状が中心で重篤なものはなく, 可逆的であった。4. 重症度の軽い症例ほど高い改善率が得られ, 本剤を単味で使用する場合の最適対象は中等度以下の症例であると考えられた。

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