Abstract

旧長岡市役所本庁舎(平成26年3月より,“さいわいプラザ”と改称され,行政庁舎および複合用途として使用されている)は,耐震診断の結果,耐震補強が必要と判断されたため,主に制震装置を用いて補強されることとなった。しかし,鉄骨鉄筋コンクリート構造であるため,鉄骨のかぶり厚さに制約があり,補強部材と既存躯体の接合部にあと施工アンカーを用いることが極めて困難であった。そこで,あと施工アンカーに代わり,耐震補強用のシアキー(ディスクシアキー)を用いることとした。さらに,本建築物を使って,現場せん断実験を行うことで,ディスクシアキーを実際の建物に適用しても,良好な性状を発揮することを確認した。

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