Abstract

既設構造物直下の液状化対策として微粒子球状シリカ(SiO2)スラリーと微粒子水酸化カルシウム(CH)スラリーからなる注入材を用いた地盤注入工法が検討されている。本研究ではナフタレンスルホン酸系分散剤(β-NS)とポリカルボン酸系分散剤(P-34)を用いてCHとSiO2スラリーの分散の安定性や反応性について検討した。CHスラリーはβ-NSを4mass%、P-34を1mass%添加することで分散が安定した。一方SiO2スラリーは分散剤無添加でも分散が安定していた。両者の混合系では高流動性を得るのにβ-NSでCHに対して10mass%、P-34で4~5mass%が必要であった。また分散剤の添加率により反応制御が可能であり、またナフタレン系分散剤の方が分離抵抗性が高いことを明らかにした。

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