Abstract

2000年以降積極的なM&Aを繰り返し,規模の拡大に努めてきた日系大手医薬品メーカーにとって,次なる打ち手は,将来に向けたシーズ探索である.メガファーマに比べ規模,情報量で不利な戦いを強いられる日本の医薬品メーカーにとっては,競合に先んじていかに有望なシーズを取り込むかが勝負を分けるといっても過言でない.様々な対策が講じられる中で,シーズ探索をビジネスとする仲介業者を利用した「オープンイノベーション活動」が,昨今急激に拡大している.はたして,オープンイノベーションは,医薬品メーカーの競争力向上の手段になるのか.2011年以降,国内の医薬品メーカーを顧客としてシーズ探索の支援をつづけるナインシグマ・ジャパンが,今日急拡大している,国内製薬業界におけるオープンイノベーションの実情を紹介する.

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