Abstract

自然気胸に対する胸腔鏡下手術後の気胸再発を防止する目的で, PGAフェルトとPDS糸を併用しブラ切除断端の被覆法を行っている.本法の有用性について検討した.2002年6月から2003年7月の間に行った初回手術37症例39側を対象とする.胸腔鏡下にブラ切除を行った後, staple line両端をPDS糸で結紮し, この糸にPGAフェルトを通し, 糸をガイドにして断端周囲の被覆を行った.年齢の中央値は24歳であった.平均手術時間は60。6分, 術後胸腔ドレナージ期間は平均1.1日, 術後在院日数は平均1.6日であった.有意な術後合併症は認めなかった.術後平均12ヵ月の観察期間で再発は認めていない.PGAフェルトとPDS糸を使用した切除断端被覆法は簡便で術後再発予防に有用な方法と言える.

Full Text
Published version (Free)

Talk to us

Join us for a 30 min session where you can share your feedback and ask us any queries you have

Schedule a call