Abstract

サケ稚魚の河川内での成長と温度・餌環境との関係を調べるために,これらの環境条件が異なる千歳川本流とその支流ママチ川に放流を行った。その結果,ママチ川に放流した稚魚の方が胃充満度は高く,高成長だった。水温はママチ川の方が高かったため,ママチ川の方が高成長だった理由として,第一に高水温による採餌活性上昇が考えられた。餌料生物密度は千歳川の方が高密度だと推測された。ただし,餌料生物をめぐる競合個体の密度を定量化できなかったため,餌料生物密度の成長への影響については言及できなかった。

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