Abstract

新旧2か所の潜伏場所をめぐるチャバネゴキブリの定着行動を調べた。もとの潜伏シェルターから新しいシェルターへのゴキブリ群の移動・潜伏は, おおむね密度に依存していた。すなわち低密度では住みなれたシェルターに潜伏する傾向が強いが, 高密度になるに従い, 物理的に新シェルターへの潜伏数が増した。しかし, 2個のシェルター間に障壁が存在する場合, 雌は, 高密度であっても住みなれたシェルターに集中して潜伏していた例もあった。つまり雌は基本的に潜伏場所を変えない性質が強いことが推測された。

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