Abstract

鳥取県鳥取市にある鳥取砂丘海岸の砂浜及びそれに続く砂丘上94地点で自然γ線の線量率を測定した。線量率は汀線から砂浜終端部にかけて漸増し,斜面と砂丘全域でほぼ一定の値を示した。スペクトル測定の結果,カリウム及びウラン濃度は砂浜と砂丘でほぼ同じレベルであったが,トリウム濃度は砂丘の方が高い値であった。以前に測定した遠州灘海岸にある三つの砂丘の事例と比較し,砂浜–砂丘系における自然γ線の線量率分布に関して個々の砂丘の特異性と共通性について述べた。

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