Abstract

近頃、日本語教育の関連分野において、「フィラー(filler, pause filler, filled pause)という用語を幅広く使われていて、本稿は日本語教育において「言い淀み」、「フィラー」教育の必要性を言及し、効果的に指導するための方法論を提示しようとする。まず、「フィラー」の機能を調べ、「相づち表現」との関係、日本語教育において「フィラー」の指導方法について述べる。「フィラー」の指導方法として、初級日本語のテキストにおける「フィラー」の扱いの現状、話者と話者とのコミュニケーションを行うために「フィラー」が必要であって、コミュニケーションの内容に「フィラー」が積極的に関与しているところがあると述べている。また、日本語の「フィラー」を習得する必要があるということである。そういうことで、「フィラー」に対する発音指導、文法指導などを通じて日本語会話の自然さが志向されるべきである。その結果、「フィラー」の指導が大切であるのは話者と話者の間にコミュニケーション能力が必要であるということである。また、「フィラー」には談話管理のために必要であることではなく、様々な発話効果を保っているので、日本語学習者に正しく指導すべきである。このように、「フィラー」の指導を効果的に行うためには、「フィラー」使用の適切さ、日本語教師による客観的評価、「フィラー」の出現数を増やすことなどが課題になっている。

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