Abstract

本研究の目的は、1名のRett症候群児の手の常同運動に及ぼすビデオフィードバック訓練の効果を検討することである。ビデオフィードバックシステムは、タッチセンサプレートとVTRからなり、それらはマイクロコンピューターに接続された。訓練条件は3条件;(1)援助なし、(2)援助あり左腕手自由、(3)援助あり左腕補助であった。被験児は、手でプレートに触り、TVをつけるように求められた。その結果、徐々に援助なしでプレートを触ることができるようになり、それにつれて手の常同運動は減少した。左腕補助の効果は常同運動が頻繁に生起していた時のみみられた。次に、反転試行が実施され、タッチ動作は顕著に減少した。再び援助なし試行になると、タッチ動作は復帰した。また、訓練セッションでは、タッチ動作のパターンが変容していった。これらの結果から、ビデオフィードバック訓練はRett症候群児の手の常同運動に効果的な指導法である可能性が示唆された。

Talk to us

Join us for a 30 min session where you can share your feedback and ask us any queries you have

Schedule a call

Disclaimer: All third-party content on this website/platform is and will remain the property of their respective owners and is provided on "as is" basis without any warranties, express or implied. Use of third-party content does not indicate any affiliation, sponsorship with or endorsement by them. Any references to third-party content is to identify the corresponding services and shall be considered fair use under The CopyrightLaw.